正行寺鐘楼

正行寺鐘楼  国の登録有形文化財

登録有形文化財

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鐘楼は北面する本堂の全面西寄りに位置している。
建立は「維時明治四拾壱年拾月吉日鐘楼建築竣成 願主上田勘兵衛」の刻銘がある。
鐘楼は正行寺本堂と同時期に建立された現存する一番古い建物である。
桁行一間、梁間一間、一重、入母屋造りで南北方向を棟とする。
銅板葺(当初はイチイの柾葺)である。
礎石の上に木製礎盤を置き唐戸面付きの角柱を四方転びに建て、足固貫、虹梁、頭貫、台輪で固める。四隅に出三斗を組み、中備は蛙股を置く。化粧垂木は一軒疎垂木である。
天井は格縁天井で中心に梵鐘を吊り、撞木は南面に下げられている。
梵鐘は檀家からの寄進で富山県高岡市で鋳造されたものであったが、戦時中に供出となり、現在の梵鐘は昭和32年(1957年)に製作されたものである。
平成21年8月7日に国の登録有形文化財として文化財登録原簿に登録されその姿を今に伝えています。