撃沈から70年 日連丸白雲 慰霊
慰霊祭は2014年6月22日宮城、東京、神奈川などから遺族約40名が来町し若狭町長、地元支援者も参列し執り行われました。
前回から6年ぶりの慰霊祭となり団長の巨勢典子さんの「永遠の平和の願い」の挨拶のあと参列者が献花を行いました。
その後、正行寺で慰霊法要を執り行いました。
今回の慰霊祭には初めて参加されたご遺族が3名おられました。
その中のお一人、宮城県塩釜市から参加されました門間よし子さんは4年前に父親が日連丸の犠牲者だったことを初めて知りました。
父親が亡くなった愛冠岬に立って「きょうやっと父と会えた気が気がする」と話されています。
70年たった今も終わらない戦後があるのだと思い知らされます。
北海道新聞 2014年6月23日付 撃沈から70年 日連丸慰霊より抜粋
-厚岸沖、伏せられた遭難-
太平洋戦争中の1944年(昭和19年)に、厚岸町の沖合で米軍に撃沈された
旧日本陸軍輸送船「日連丸」の犠牲者遺族が22日、同町で慰霊祭を開いた。
東日本大震災の影響で当初予定していた2011年に開けず、6年ぶりの開催となったが、
沈没から70年の節目の今年、遺族らは犠牲となった肉親の冥福を祈るとともに、
平和の誓いを新たにした。(安福洋)